種として異常・・??
2008-05-12
どの仕事でもそうだと思いますが、いつも新しい情報を仕入れないと取り残されてしまいます。
というわけで、学会への出席はもちろんですが、
月に1〜2度は書店に出向いて、新刊書のチェックも欠かせません。
美容外科、美容皮膚科関係の書籍は少ないので
基本的には目についたものは、全て購入が原則です

今日は母の日でしたが

それとは関係なく

先日買って放置してあった書籍を読んでいたところ
たるみについての説明のところで、思わずふんぞり返ってしまいました

概略を書くと、「種としては異常な現代社会」と題されたその段落で
「ヒトを含めて動物が、老いて美しく評価されなくなることで、
ライバルと認識されなくなって無視され、
結果的に固体の生存が保証されることになる・・・
そもそも子孫を産生できない老いた固体が間違って美しく評価され、
アプローチされることは種としては、無益、有害・・・・
ところが、老化にかかわらず生存が保護される社会を作ったヒトは
子孫を産生できなくなっても、美しく評価されるために
老化の指標であるしわを消すために多大な対価が支払われ続けるようになった・・・」
筆者はつまりこのような人間の現在社会を「種として異常」と言うのか・・・

ヒトと動物を同列に並べて、それぞれの社会を比較文化論的に語ることに
美容の医療として意味があるのだろうか・・・
ほんとうはこの筆者は生物学者になればよかったのだ・・
そうすれば面白い物書き程度の評価は得られただろうに。
たるみのリバース・・・
2008-05-09
糸を使ったたるみに対する手術であるフェザーリフトの本質は何かというと「たるみのリバース」ということです。
年齢とともに組織が下垂するわけですが、
それを元の位置に戻そうとするというイメージでしょうか。
ハッピーリフトとVトーシスを受けられた患者様の写真をお見せします。

まずは手術前。このときのお悩みは頬と口元のたるみでした。

こちらが手術後1ヶ月です。
ほうれい線もマリオネットラインもずいぶん目立たなくなって、
それとともに頬がふっくらして若返られたのが見てとれると思います。
この2枚の写真を時間経過を逆に見れば
顔が年をとると、どう変化するかわかると思います。
*快くモニターになっていただきました患者様に心から御礼申し上げます

PRP療法は生き残れるか・・
2008-05-06
多血小板血漿療法・・・PRP療法と呼ばれる治療法ですが、「再生医療」のひとつとして注目されていますが、
このまま美容医療の中で生き残れるでしょうか

美容医療以外に目を向けると、PRP療法がもっとも行なわれているのは
歯科の領域で、インプラントの前処置として使われています。
抜歯後の骨の欠損部に多血小板血漿から作った血塊を入れ
骨の再生を促すために使われているのです。
血小板は、血管が破れて出血が起こったとき
血を固めたり、その後血管を修復したりと活躍します。
その血小板の持つ成長因子や修復因子を活用するのがPRP療法です。
通常の血液が固まったときでも、血小板のそうした作用が発揮されるわけだから
血小板の濃度を高めた血の塊ならなおさら作用は強まるはず・・・

これがPRP療法の原理です。
PRP療法自体の理論的な研究、歯科などでの臨床面での有用性は
すでに確立されたといっていいと思います。
では、美容医療では果たしてどうか・・・
美容医療でのPRP療法が他科と違うのは、
1)血液を凝固させずに注入している。
2)組織の欠損部など創傷治癒反応が起こる部位ではなく、
正常部(健常な皮下)に注入している。
であり、このことから
1)血小板を十分活性化せずに注入して、果たしてPRP療法の効果が得られるのか・・・
2)健常部が果たして「再生」されるものなのか・・・
という疑問が提起されます

残念ながら、この点に対する学問的な裏づけは持ち合わせていません。
しかし、臨床を積み重ねた上での実感としては、
十分効果はあると断言できます

4月27日のブログのモニターの患者様の画像をご覧下さい

現在美容医療のクリニックでの使い方は
1)下まぶたなどに部分的に充填するように注入する方法
2)顔の広範囲にメソセラピー的に細かく分散して注入する方法
と大きく分けられます。
美容医療におけるPRP療法の課題としては、
1)より効果的な血小板血漿の作り方
2)いかにして確実に効果を出すか
3)ダウンタイムの短縮
4)効果を長続きさせるにはどうすればいいか
でしょう。
個人的には、PRP療法をさらに普及させて、
定期的に(3〜6ヶ月に1度)注入していただくためにも、
一段と価格が下げられたらと思っています

・・・たぶん、うちの理事長先生ならやってくれるはずです・・・


下まぶたには・・・PRP療法
2008-04-27
下まぶたは難しい・・・
全身でもっとも薄く繊細な皮膚の中に
「たるみ」も「シワ」も「ふくらみ」も混在しているからです。
下まぶたの「たるみ」に対しては、
やっぱりたるみ取りの手術が最も有効な治療法となりますが、
どうしても長いダウンタイムが必要になります。
そこで、最近のオススメは
PRP療法(多血小板血漿療法)です。さっそくモニターの方の施術前の写真を見ていただきます。

実を言えば、患者様のお悩みは、目の下の「小ジワ」でした。
でも、「たるみ」のない皮膚には「小ジワ」は生じないわけで、
当然「たるみ」も伴っています。
PRP療法(多血小板血漿療法)では、ご自身の血液から、血小板を多く含む血漿を取り出し、
それを気になる部位の皮下に注入するというものです。
詳しくはこちら・・http://www.ozaki-clinic.com/skin/regenacr/index.html
施術後3週間の写真はこちらです。

「小ジワ」、「たるみ」が見事に改善しているのを、わかっていただけると思います

PRP療法(多血小板血漿療法)は、血小板からの各種成長因子によって、
皮膚を再生する(若返させる)治療法です。
これを定期的に行なえば、
たるみ取りの手術の時期を遅らせることができるのではないかと思っています。
*快くモニターになっていただきました患者様に心から御礼申し上げます

まぶたは25歳が曲がり角・・・?
2008-04-26
昨日のブログの続きです。埋没法というのは、二重を作る手術ですから、
それがどうして「たるみ」に対して有効なのかと
皆様は疑問に思われるかもしれません。
これは二重にすることが皮膚をたくし上げる効果があるからであり
例え話で言うと、
ズボンを買ってきて、履いてみたら裾が余ったので
裾をダブルにしたらピッタリのサイズになった・・・・
と言ったらかえってわかりずらいでしょうか・・・

実を言うと、以前は自分自身では、「たるみ」に対して
積極的に埋没法をおすすめすることはありませんでした。
ただ、患者様から請われて渋々埋没法をして
数年後お見かけしたさいに
思いのほか良い結果に驚いた経験もあります。
患者様のご希望と結果がすべての美容外科ですから、
それからはひとつの選択肢としてお話しすることにしています。
でも、「たるみ」のあるまぶたに対する埋没法の寿命は短いことが多い・・
というのが正直な感想です。
そして、まぶたに「たるみ」が目立ち始めるのは、
20代後半から・・・といったら皆さんに怒られてしまうかな

患者様には、よくこんな説明をします。
「人のまぶたというのは、赤ちゃんでもたるみがあるものなんですよ。
もし、たるみがなかったら、
まぶたがちょっと腫れただけでも、眼が閉じられなくなります・・・
だから、たるみは必要なもので、あって当たり前なんです
」でも、赤ちゃんの場合は「たるみ」というより
「皮膚の余裕」というべきでしょうね







